私たちはみんなEnchantedに恋してる
みなさんこんにちは。mapleです。
肌寒くなってきましたね。
ていちゃんがほとんどのアルバムを秋に出しているからか、
ていちゃんの歌は秋冬に聴きたいものが多いような気がします。
そんな秋の夜長(夜長とは言ってない)にぴったりな、今回紹介する曲は!
Enchantedです♡
Swifties以外にはあまり知られておらず、
Swiftiesの中であまりにも人気の高い曲です。
この曲を好きじゃない人は、この曲を 知らない人なんだと思っています(勝手に)。
だってこれ聴いたら絶対恋しちゃいますよ。
絶対絶対、世界が彼女に恋しますよ(圧)。
私はEnchantedが世界で最もロマンティックで甘美な曲だと思っていますし、
この先これ以上にすきになる曲はないと思っています。
私はこの曲を聴いたあの日からもう9年近くずっとこの曲に捕らわれているんです。
さて、私は和訳のプロではありませんので(というかなんなら英和辞典引いてるレベルだから)
どこまでこの歌詞の素敵さを伝えられるか不明ですが
万が一…万が一、Enchantedがどんな曲か知りたくてなぜかここに迷い込んだ方のために申し訳程度の和訳をあげておきますね。
Enchantedの意味なんて宇宙が生まれたときから知ってるわ!!!という既オタクの皆さまは2項のEnchantedのオタク的考察に飛んでくださいませ:)
-----------------------------------------------------------
Enchanted / Taylor Swift の歌詞・和訳
-----------------------------------------------------------
Enchantedのオタク的考察
(ここからほとんど私の妄想でできた解説です。)
Enchantedは恋の始まりを歌った曲です。
恋とはどんな匂いでどんな速度でやってくるのか何も知らなかった私が
退屈で一人でいる日々から始まり、(ここがまず魔法にかけられる伏線なんですよ…!)
そこで彼と目が合って、自分の前へ進んでくる…お話をする…
その一瞬の出来事だけで、世界が一変してしまった。
魔法にかけられてしまった。
きっと周りの人から見れば大した出来事ではなかったんだと思う。
もしかすると、彼にとっても魔法にかけられるほどの出来事ではなかったのかもしれない。
そしてきっと彼はていちゃんが魔法にかかったことも知らないでしょうね。
それでもていちゃんにとっては
退屈な世界が一変してしまうような、
色のなかった世界がぶわっと色づくような、
夜空に見えなかったはずの星が無数に瞬くような、
無機質な部屋に花が咲くような、
そんな出来事だったんですよね。
一人になっても彼のことしか考えられなくて、ドキドキして、真っ赤になって、
眠れなくて、うろうろして、一人で踊りまわってる。
それをEnchantedと言っているんですね。う~ん、本当にていちゃんって上手ですよね…
私、Enchantedってすごく特別な言葉だと思っていて…
もしこれが「あれ?好きかも?」「居心地がいいかも?」みたいな始まりだったら、この曲の名前もEnchantedではなかったでしょう?
そもそも「魔法にかけられた」ような気持ちになることなんて、人生であるかないかじゃないですか。
アルバムの中でも…今までのていちゃんの楽曲全ての中でも、かなり壮大な展開(Chorusへの持っていき方とかね)の曲だと思うんですが、
ドラマティックな音にのせて、美しい言葉で代わりに彼女が真っすぐ歌ってくれることで、
本来なら甘ったるくて、気恥ずかしくて私が言葉にもできない気持ちが、
映画のように眩しい物語になり、誰かが書いた頁を綴じるような穏やかな気持ちで
それを振り返り見つめることができるんです。
この曲は特別な出会いだけに捧げたいし、この曲を聴いて誰にときめいたかなんて、
私は死んでも人に言いたくないです。笑
この曲の何がいいかっていうと、彼との長い関係を歌っているのではなく、
彼と実際には会話をして別れただけだ、というところ。
ていちゃんの言う“the very first page”なんだと思うんです、この曲。
そう、私がEnchantedをすきなのは、あくまで始まりだけを掬って凝縮させた恋の結晶であるから。
甘いだけじゃなく、ちょっと苦いんです。
この夜が終わらなかったらいいのに。
彼が、彼に出会って私が魔法にかけられたって知ってくれていたらいいのに。
彼がドアまで来て、こう言ってくれたらいいのに。
これが終わりじゃなくて、始まりでありますように。
彼が他の誰にも恋に落ちず、他の誰も彼に恋しませんように。
ずっとこの歌、願ってるんですよね。
「言えずに隠していた言葉がある」
つまり結局ていちゃんは彼に魔法にかけられたとは言わないままこの歌は終わっているんですよね。
いや言えないよね。私も絶対言えないですよ。
そしてその言えずに終わる感じがこの曲にある
リアリティだと思うんです。
Enchantedは恋する女の子の夢と幻想がつまった、恋に恋しているような曲に聴こえるんですが、
実はそうじゃなくて、この恋が叶わないかもしれないという現実と隣り合わせで、
だからこそ私たちはこの曲に恋し、また再生してしまうんじゃないでしょうか…
-----------------------------------------------------------
Enchantedに私たちが恋する8つの理由
さて前項ではかなり力をいれてEnchantedについて語ってみたのですが、
みんな疲れたでしょ?私も!笑
(え?ここからまだ8項目も喋るの?)と思ったあなた…
安心してください。
ここからはかわいい、天才しか言いません。
本当は13の理由にするつもりだったんだけど、
話しすぎたら台無しにする気がして(既にしてない…?)やめました。
みんながそうそう!ここすき!なポイントをまとめてみたよ。
Ⅰ Instrument
Enchantedを語るのに欠かせないのは
歌詞もさることながらそのメロディーだと思います。
この曲の伴奏だけでもごはん食べれますよ(?)
いや本当にまず最初のちゃっちゃっちゃっちゃの時点で
んん~~~~!!!ってなりません?
私だけ?私だけですか?
Chorusに入る前、森の中をおそるおそる進むように
静かに盛り上がっていき、
this night is sparklingの歌詞にあわせて
ぱあってきらきらした音が飛ぶのが本当に…
天才なんですね?そうですね!
1番と2番の微妙な変化とかもたまらないのよ…
これだけ緩急で魅せられる曲、多分そうそうないですよ。
こんなドラマティックな展開で進む音の粒を
私はカントリーでもポップミュージックでも見たことがありません。
本当にこの曲と同じ時代に生まれてよかった(壮大)。
Ⅱ イヤホンで聴くEnchanted
左耳で聴くEnchantedと右耳で聴くEnchantedって
全然違うんですよね…
左から飛んでくる音と右から飛んでくる音が違うから
なんというか臨場感があるんですよ…
自分の世界も変わっていく感じがするんですよ。
ていちゃんもしかして本当に魔法使ってない?
please don't be in love…のところも
頭の中でエコーしてる感じがしてすごーーーくいいよね。
Ⅲ wonderstruck
さてここからは特にすきな歌詞について。
wonderstruckって聞き馴染みのない単語で最初はいまいち咀嚼できずにいたんですが、
嵐のような出会いに、初めての気持ちに呆然としてしまったことがこの一単語に
ぎゅぎゅっと凝縮されているような気がして、とてもすきな表現です…
Ⅳ 2PM
ていちゃんの歌に頻出時間…
もはや深夜2時は乙女の代名詞だと思ってますからね。
午前2時に考える人ってそういうのがいちいちリアルで好きなんですよ。
Ⅴ you would say it was enchanting…
出ました、ていちゃんの
「自分が思っていたことと彼が同じことを言ってくれる」
という技法……
歌詞、メロディーはそのままに、
でも主語は彼にすり替わっているという…
ていちゃんのこういうところ本当に天才だと思います。
少し歌詞は変わっているけど、
MineやLove Storyでも同じようなパートがありますね。
ていちゃんの音楽でもっと評価されるべきなのはこういう細かい技だと私は思います。
Ⅵ please don't have somebody waiting on you
他の誰かを待たないで、って言ってるんじゃなくて他の誰かを待たせないで、って言ってるんですよ…
こうやってあなたを待っているのは私だけがいいという…
いやかわいすぎません?
Please don't be in love someone elseも直球で好きですが、
この回りくどい言い方が最高にかわいいです、ほんと。
Ⅶ 番外編 Wonderstruckの香水
さあ曲を称賛するついでにEnchantedの世界観をそのまま映したような香水がこの世に存在しているという奇跡に乾杯しましょう。
私も購入しましたがボトルも匂いもEnchantedそのもので
とにかく甘い、かわいい、ロマンティック。
この世にこんな商品存在してていいんですか…?(錯乱)
そのCMもかなり衝撃的でした。
ここで久しぶりにそのCMを振り返ると…
…どこのおとぎ話ですか?
いつの映画ですか?
っていうロマンティックぶりですね。
続きものになっていたのもたまりませんでした。
私は未だにTaylor Swiftときいて真っ先に思い浮かぶのはこのころのドレスを纏ったていちゃんです。
私もまだあの頃のていちゃんに出会って魔法にかかったままみたいです。
Ⅷ 番外編 Speak Now World Tour
多くは語りません。が、
ただ彼女は歴史に残るステージを創ったと思います。
本当に何度見てもうっとりしてしまう。
ヴァイオリンが使われていたのも大層ロマンティックで…
いや本当にね!よくここまで曲の世界観を壊さないまま、むしろ世界観を膨らませて魅せられるなという…
セットもドレスもflawlessでしたね。
相手役のダンサーさんも素敵で…
いや本当に同じ人間かな?
そしてこのステージは同じ世界に存在していたんですかね?
本当にこのEnchantedを知らない人は多分ていちゃんの13%も知らない。
こんなの見たらもうこの人のことしか考えられませんよ!
絶対に恋しちゃいますよ。
好きになっちゃいますよ。
この頃とは歌う恋も、生まれるメロディも大きく変わりましたが、
恍惚として、ときに切なげに、そして力強く歌う彼女は間違いなく今も生きていると思います。
その表現方法や音楽が新しいものに変わっていっても、1曲1曲ここまでつくりあげ、歌いあげる彼女のスタンスはずっと変わらない。
そしてやっぱりそんな彼女に何度も何度も恋してしまうんですね。
-----------------------------------------------------------
…
いやなっっっっっっっが。本当に長くなっちゃった。
Enchantedファンの皆さん、そしてEnchantedに片足を突っ込みかけていた皆さん
いかがでしたでしょうか?
あまりにも綺麗な曲なので、いざ書き始めてみると自分の説明が台無しにしているような気がして
何度も考え直しました。いろいろ書いたんですが、私がEnchantedを好きなのに
あまり深い理由はないと思います。(ここまでみんなを付き合わせておいて?!)
いうなれば直感というか…理由は探せばいくらでも見つかるんですが、
最初は英語も恋も知らない中学生の私が恋したんですもんね、この曲に。
それでも何年経っても私にとって特別な歌で、今回の記事は私と同じようにこの曲に恋してしまった人と
後付けの理由でもいいから、一緒に探したかったんですよ。
(本当に)長らくお付き合いいただきありがとうございました♡
恋の始まった夜に、この歌を聴きましょう。
終わった恋を、この歌で絵本のように綴じましょう。
この歌はひとりでは言葉にできない想いに寄り添ってくれる曲で、
叶わなかった恋を美しい思い出にする勇気を与えてくれる曲だから。
ていちゃん、ただ私が言えるのは
この曲に出会って、あなたに出会って、
私は魔法にかかりました。
それではまた次の記事で♡(次はもう少しライトにしますね笑)